現在位置

  1. サイトトップ
  2. >
  3. プロジェクト
  4. >
  5. 多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting

多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting

BACK
多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meetingの写真

一人ひとりが自分の暮らす足元を見つめ直す

多摩地域の文化的、歴史的特性をふまえ、その「地勢」を探ることを通して、一人ひとりが自分の暮らす足元を見つめ直すプロジェクト。2011年〜2020年度に東京アートポイント計画と共催したNPO法人アートフル・アクションがその経験とネットワークを生かし、多摩地域における中間支援的な働きをしながら、教育機関や児童養護施設など多様な団体と協働し、さまざまなプログラムを行っている。また、今日的な社会課題に向き合うためにネットワークの基盤づくりを進めている。

実績

多摩の未来の地勢図では、「ざいしらべ 図工―技術と素材について考える」「ゆずりはをたずねてみる―社会的養護に関わる人たちとともに」「多摩の未来の地勢図をともに描く」の3つのプログラムを主に行っている。

「ざいしらべ」では、多摩地域の小学校の図工専科教員を対象に、大きな木の根や竹、紅花など個人では手に入れにくい自然素材や大型素材を提供し、伝統的な技術や技法、ICTに関するワークショップなどを通じて、授業での表現や造形の拡張を促すきっかけをつくっている。さらに、多摩地区図画工作研究会とも連携し、技術が持つ広がりや役割、歴史的な背景についても知見を深めている。2021年度には、本プログラムで培ってきた素材や道具を保管するための収蔵庫を東村山市立南台小学校に設置。現在、エリアを超えてこの倉庫を活用するための仕組みづくりを検討している。

「ゆずりはをたずねてみる」では、困難を抱えたこどもたちと向き合い、日々の業務に多忙な支援者のケアに取り組んでいる。社会福祉法人二葉むさしが丘学園のグループホームのスタッフを中心に、音楽やダンス、こころと体をほぐすためのエクササイズを通して、肩から力を抜き、隣り合う人々とゆるやかに出会い、日々を重ねる場づくりを実施。2021年度からは出張ワークショップを重ね、施設間の交流プログラム構築の可能性を探っている。

「多摩の未来の地勢図をともに描く」は、多摩地域の文化的、歴史的特性などをふまえ、参加者一人ひとりが、今自分が住んでいる足元を見つめ直し、現代の暮らしや社会課題に向き合うための方法を模索する連続ワークショップ。2021年度は「辺境としての東京を外から見る」をテーマに、フィールドワークと水俣、ハンセン病に関するレクチャーを開催した。2022年度は「あわいを歩く」をテーマに、参加者が実際にフィールドを歩き、考えることで議論を深めていくワークショップを行っている。

ほかには、多摩地域のさまざまなトピックを議論する「たましらべ」も実施。スタッフや各プログラムの参加者が入り混じり、定期的に集まり、日々の暮らしのなかでの小さな問いをもちより、意見を交わすなかで考えを深めていく時間をもっている。そのなかから新たな企画が立ち上がるなど自発的な活動にもつながっている。

関連記事

日々のなかの「微弱なもの」を、自分の体で感じるために――宮下美穂「多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting」インタビュー〈前篇〉

日々のなかの「微弱なもの」を、自分の体で感じるために――宮下美穂「多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting」インタビュー〈後篇〉

共催年度
2021年度〜
実施エリア
多摩地域
共催団体名
特定非営利活動法人アートフル・アクション
SHARE